2016/10/16 18:34

熊本ヒノデ米の生産者、一般社団法人日本お米協会 代表理事の森賢太と申します。
2009年から7年以上、熊本で食と農に関わってきました。
生産者が直接販売にくるファーマーズマーケット"アースデイマーケットくまもと"を毎月企画、お米農家の生産者団体“一般社団法人日本お米協会をしていることで生産者とつながりがあり、自分でもお米をつくってきました。熊本ヒノデ米も私がお届けします。


4月16日
本震の日。すべての物流がストップ。スーパーの棚からすべての食べものがなくなり、配給もほとんどなく混乱した日でした。こんなときだからこそ野菜たっぷりの温かいものを食べてほっとしてもらおう。と、熊本各地の生産者に連絡をとりながら周り、6トン近くの野菜とお米を集め、6000食以上の炊き出しを本震の日から行いました。


4月末
緊急な物資の輸送などが、物流も回復し少しだけ落ち着きがみえてきたので、熊本各地の生産者の状況を確認しました。
古くて屋根が大きい、農家らしい家ほど被害を受けていたり、農機具が潰れたり、届いていた種籾が使えなくなったり、田んぼに亀裂が入ったり、水路がバキバキに割れていたり。100件以上をまわり農業被害の甚大さを調べました。

5月
・全壊した農家の引っ越し作業をお手伝いしました。


・お米の種まきは人手のいる作業でしたが、毎年手伝いに来てくれていた親戚の家も全壊し、手伝いにこれず困っていた生産者がいたので、人手を集めました。


・機械をまた買ってまではできないと、廃業を決めた生産者がいました。種籾は届いていたので、その種籾をペットボトルに入れて子どもたちにバケツ稲を育ててもらいました。

・今年の作付けを断念した生産者の水田を引き受け復興シンボル米5haで「熊本ヒノデ米」をつくりました。



関わった被災水田、合計55ha。
のべ500人以上と作付けしました。たくさんの方が未だに稲の生育と合わせて熊本を想ってくれています。

・yahoo!JAPAN様の社員食堂をはじめのべ30トンの地震の影響で行き場のなくなったお米を販売しました。

・廃業する生産者がいたので新規就農者を1名増やすことができました。


協力(敬称略順不同)
ハレルヤ熊本
一般社団法人チーム熊本
国境なき料理団
よかたいネット
一般社団法人KIBOW
しましまの木
西洋フード・コンパスグループ株式会社
キャンプファイヤーのパトロンの皆様
農作業の応援にきてくれた皆様
ご寄付を頂いた皆様

一般社団法人日本お米協会
http://rice-assoc.jp/

熊本ヒノデ米Facebookページ
https://www.facebook.com/1546696025625743/